ビル・ゲイツのお友だち、生涯現役のお掃除おばちゃん

彼女は、中学を卒業以来、ビル清掃のお仕事をしています。
彼女は、幼いころご両親を亡くされたので、
中学を卒業してすぐに、働きに出なければなりませんでした。
関西で育った彼女は、
地元の大手百貨店に就職のための面接を受けに行きました。
けれど面接官の人は、
彼女が孤児であるために、最初から冷たい態度でした。
自分を受け入れてもらえることはない、と確信した彼女は、
「私のような者に働き口を提供するのも、
あなたがたの仕事なのではありませんか?
これで失礼します」と、席を立ちました。
自分ではどうすることもできないことで、自分が評価され見下される。
14歳の彼女は、辛くて、
悲しくて涙が止まらなかったそうです。
いまから60年以上も昔の出来事です。
彼女は、やがて結婚し、一児をもうけ、
家計のためにと働きに出ました。
仕事は、慣れている清掃の職務でした。
出勤は早朝、時間は不定期で、土日も出社。
帰宅が極端に遅くなる日もありました。
けれど彼女は一生懸命仕事をして、
いつしかマイクロソフト日本支社のビルの清掃責任者となりました。
30名余の部下を使う立場になり、みずからも清掃を行いました。
ある日のことです。
男子トイレの掃除を終え、清掃道具を持ってそこから出ようとしたとき、
背の高い外人と入り口でぶつかりそうになりました。
その外人さんは、「 I’m sorry」と言いました。
おばちゃんは、おもわず「ヒゲ、ソーリー」と答えました。
日本語のわかるその外人さんは、笑いながら、
自分のあごの周りを撫でるふりをしながら「ひげ剃り?」と笑いました。
おばちゃんも笑いました。
その外人さん…
もうお分かりですね。そうあの人です>>>
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その外人さんは、当時、この会社の社長、ビル・ゲイツでした。
大の日本好きであるビル・ゲイツは、
マイクロソフト社の中で、いつも日本の作務衣を着ているそうです。
他の社員さんたちは、重役も平社員も、みんな背広にネクタイです。
ビルの中で、ビル・ゲイツひとりが作務衣を着ています。
そしてどこに行くにも、
常にビル・ゲイツには、二名のボディガードがついています。
トイレに行くときは、ボディガードは、トイレの入り口前に立ちます。
だからそのとき、ビル・ゲイツは、
ひとりでトイレのドアを開けて入って来たのです。
ほんの、ひとこと二言の会話でした。
トイレで鉢合わせし、ヒゲソーリーと冗談を言ったなどというのは、
誰でもすぐに忘れてしまうような、ほんの些細なできごとです。
ところが、それから間もなくして開かれたクリスマスイブの社内パーティで、
おばちゃんは突然、パーティーに参加するようにと内線電話で呼ばれました。
仕事中だし、他の掃除のおばちゃんたちもいるしと断ると、
しばらくしてまた内線がかかってきました。
「清掃係の女性全員、参加してください、
ビル・ゲイツ社長からの直々の依頼です」というのでした。
やむなくおばちゃんは、当日出社していたおばちゃんたち全員を呼び、
みんなでパーティ会場に行きました。
おしゃれなんてしていません。
普段の作業衣のままです。
こわごわと会場に入って行くと、そこにはたくさんの社員さんがいました。
ビル・ゲイツもいました。
普通の社員さんだって、ゲイツと直接会話なんて、なかなかできません。
そのビル・ゲイツが、おばちゃんを見つけると、
とっても嬉しそうな顔をして、よく来てくださいました、
とおばちゃんを抱きかかえんばかりに歓迎しました。
そしてみんなにも、このおばちゃんはすごい日本人で、
自分が大好きな人ですと紹介してくれました。
一緒にいた他の掃除のおばちゃんたちにも、
ビル・ゲイツが単なるおべんちゃらではなく、
本気でこのおばちゃんを尊敬し、親しみを込めていることがわかったそうです。
それほどまでにビル・ゲイツはおばちゃんを歓迎しました。
掃除のおばちゃんたちというのは、
会社の中ではいわば縁の下の存在です。
トイレで出会っても、廊下ですれ違っても、
その存在自体が意識すらされません。
けれど日本びいきのビル・ゲイツは、
どんなに汚い仕事でも、どんなに辛くても、
何十年でもそれを誠実に行い、
しかも「ヒゲソーリー」というくらい、
ユーモアとウイットを忘れず、堂々と自らの仕事に精を出す。
そんな本来の日本人の典型を、彼女の中に見いだしたのです。
作務衣を着て、日本が大好きなビル・ゲイツには、
彼女が誠実に毎日の清掃をしていること、
自分の仕事に誇りを持って生きていること、
そして彼女が胸を張って堂々と生きていることを、瞬間に見抜いたのでしょう。
だからこそ彼の心の中に、彼女への尊敬の念がわき起こり、
トイレであった小さなその事件を忘れず、
パーティに全員を招待したのです。
世界を知る大人物のビル・ゲイツが、
日本でただひとりの信頼できる友人とまで称したこのおばちゃん。
彼女は、現在ではご主人の収入などで、
働かなくとも十分生活していくだけの収入があります。
けれど彼女は言います。
「働かないと体がなまるし、
働くことで毎日人様のお役に立てれることが
とっても嬉しいのです」
やはり、仕事に誇りを持つ人は、生涯現役の志ですね。


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