*

【ざまぁw】大学時代、同じゼミにいた背が高くてがっしりしてるTがいた。自他共に認める仲良しな二人だった。 Tは大学二年生のときに、私は三年生のときに彼氏ができたけど、卒業が近づいてきた辺りから、Tと彼氏の仲は微妙になり始め……

よく遊びに行くようになった。

一緒に映画を観に行ったとか、ご飯を食べに行ったとか、初めは他愛のないものだった。

この時点で「え?」と思ったけど、まぁ人の恋路のことだし、就活も忙しいし

あんまりしつこくするのもどうかなと思ったから、放っておいた。

すると、共通の友達Sから「最近のT、ヤバいよね」と、密告のような形で話を聞いた。

結論、Tはもうすでにガッツリ浮気していた。

お互いの家を行き来するのはもちろん、身体の関係もすでにあり、

「この前、置いていかれた服を彼氏に見つかりそうになって、危なかった~><」

「結婚は今彼としたいな。安定してるし、やっぱり女は愛されてこそだもん」

などと、満面の笑みで話してきたそう。

ゼミで、急遽休講になったとき、私はそれとなくTに尋ねてみた。

すると、ばつが悪そうに「(私)は純愛(w)をしてるから、話したら軽蔑されるかと思った」

「Sは不毛な恋愛を何度もしてきたと有名だから、話しても大丈夫かなと思った」と白状され、なぜか謝られた。



いやいや。「なんで私にじゃなく、Sだけに話すの!」

なんて、中学生みたいなこと思ってないから。

そういうことじゃなくて、あまり浮気は誉められた行為じゃないし、そういうことを触れ回るのは良くないと言いたかったのだけど……

と、なんだかガッカリした 。

そして卒業とほぼ同時に、TとT彼は別れた。

それでもTはまぁ悪い子ではないし、卒業してもゆるく付き合いは続けていた。

職場が離れているため、付き合いは自然とSNSを通してになったが、まぁまぁ仲良くやっていた。

就職して四年目で私は寿退社し、夫の仕事の都合で上京することになったのだけれど、半年ほど遅れて、なんと突然Tも結婚することになった。

相手は人づてに知りあったという同い年の公務員Y。

面食いのTにしては、素朴な感じの人で

「おぉ、Tもようやく性格で選ぶようになったのか。大人になったんだな」と思っていたら、婚約後すぐ妊娠。

結婚式は自動的に妊娠8ヶ月のときにすることに。

うん、まぁ、うん……正直言えば複雑だけど、まぁおめでたいことだよね!

と思って、同級生みんなで祝福。

結婚式も無事終わり、出産してすぐに子どもの写真がSNSに大量にアップされ始めた。

すると、コメント欄に「Tの義父」らしき人が現れた。

その年齢の人には珍しく、ものすごくSNSを楽しんでいる人らしかった。

ここで、カチリと変なスイッチが入った。

なぜだか分からないけど、胸にブワッと黒い気持ちが広がった。

そして次の瞬間にはT義父のSNSのページに飛び、アップされている写真や文章を気が狂ったように読み込んだ。

家の周りの写真、趣味で入っているサークルの写真、散歩途中の写真。たくさんアップされていた。

T義父の投稿や、それに対するコメントなどから、住んでいる大体の場所や職業、職場、家族構成などたくさんの情報が手に入った。

そして大体の場所や行動範囲から、グーグルアースでT義理実家は特定できるかどうか、試してみることにした。

アップされている写真の位置情報や周りの風景を頼りに絞りこむと、一時間もしないうちにアッサリ、

見つけることができた。表札もばっちり写っており、間違いなかった。

だから私はパソコンを使って、手紙を書くことにした。

Tの学生時代の浮気や不貞について、これでもかと詳しく書いた。

最後に「産まれた赤ん坊は誰の種で産まれたのかな?」と不安を煽るようなことをしこたま書いた。

そして色々とアリバイ工作をして(ここは秘密)、絶対に私とばれないようにして、投函した。

興信所の資料請求も、ついでにしてあげた。

全てが終わると、まるで憑き物が落ちたかのようにスッキリした。

3ヶ月ほどして、Tから連絡があった。

バレたかな!?と少し焦ったが、違った。なんと離婚することになったという。

実は、Tの子どもは、本当にT旦那の子ではなかったらしい。

手紙を見て激昂したT義理実家が「DNA鑑定をしろ!」と怒鳴り込み、本当に黒だったらしい。

T旦那からもゴミを見るような目で睨まれ、着の身着のまま放り出されたそうだ。

T実家は潔癖のようで、「もううちの娘ではない」と勘当寸前らしい。

「まさか、浮気相手の子どもだとは思ってなかった」「変な手紙がきたらしい。T元彼だと思う。許せない。」

と泣きわめくTの電話を、吹き出しそうになるのを必タヒでこらえて聞いた。

Tのことは、別に嫌いではなかった。

仲もよかったと思うし、相手はきっと私のことを友達だと思っている。

けれど、何だか無性にあの人の不貞や本性を知らせなければ!と必タヒになっていた。

もしかしたら、何かにとりつかれていたのかもしれない。

今、Tは携帯もパソコンも持っていない生活らしいので

恐らくここを見ることはないだろうから、吐き出し。

長々とスペースありがとうございました。

戻る

シェアする

人気記事ランキング


no image
大谷翔平 サヨナラ満塁弾「40-40」達成 史上6人目

またまた大谷翔平選手がやりました! 大リーグ、ドジャースの大谷

no image
【スウィートメモリー】松田聖子

決して思い出は甘いものばかりじゃないけど、 ♬失った夢だけが美しく見

no image
【前略おふくろ様】秀次先輩への複雑な気持

さぶちゃんは、チンピラとちょっとした諍いを起こし、 バックにいるゴク

no image
【また逢う日まで】尾崎紀世彦

歌唱力抜群のこの人が、この曲でテレビに出始めたのが1971年でした。

no image
【トランプへの銃撃】 米ペンシルベニア州で演説中に発砲音 

アメリカのトランプ前大統領が選挙集会を行っていた会場で、 複数回の発

→もっと見る

  • まだデータがありません。

CLOSE
CLOSE
PAGE TOP ↑