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【スカッとする話】旦那の不倫で離婚し、祖母の家に戻っている叔母とその娘A、B。その祖母の家に非常識な親戚(ボケ老人とマザコン息子)が毎年祭りの日にやってくる。Aはこの親戚に腹をたてていたのだが、ある年の祭りの日、Aがプッチンする出来事が…

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俺の叔母(父の妹)は、旦那の不倫で
娘(俺の従姉妹)たちが10歳と6歳の時に離婚して
母子3人で実家(俺の祖父母の家)に戻り、
家族のために働きながら、苦労はしていたようだが
祖父が財産持ちだったこともあり、それなりに幸せに暮らしていた。

従姉妹の上の子(A)と下の子(B)は二人とも母に似てとても優しい良い子で、
Aと俺と俺の妹は年が近かったこともあり夏休みなんかにはよく遊んだし、
みんなで小さかったBの面倒をみたりなんかもして、4人仲の良いいとこ同士だった。

ABの住んでいた町は、夏になると三日間のわりと大きな祭りがある。
普段は寂れた町だけど、その三日間は都会に出ていった人もたくさん帰ってきて、
町全体が活気づいて本当に盛り上がるんだ。

けど、毎年その祭りの期間を狙って招かれざる客がABの家に襲来する。
それはもう他に身寄りがなくなった、
祖母の叔母(90近く。ババァとする)とその息子(つまり祖母のイトコ、60過ぎ。マザコン)。

毎年毎年、ババァの突然の思いつきに逆らわない独身のマザコンの運転で
3時間以上かけてやってきて、
AB家に到着する数十分前に「今から行くから」と連絡を寄こし、夕食の時間まで居座る。

祖母がいくら事前に連絡をしてほしいと言っても聞かない。
ババァの「今年が最後かもしれないから」という言葉を聞くと、
祖母も強くは言えないらしい。

せめて当日の朝にでも連絡があったなら調整もできそうなものだが、
この非常識親子のせいで祖母は毎年楽しみにしている御神輿の行列を見られなくて
しょんぼりしていることも何度かあったし、
祭日でせっかく仕事が休みなのに客人のもてなしで忙しくしていてかわいそうだと、
家族想いのAは小学生の時から腹を立てていた。

ババァがちょっとおかしいのはおボケになっているせいだと、
家族みんなまあしょうがないかくらいに考えていたが、
このマザコン息子は本当におかしかった。

挨拶はまともにできないし、ババァを連れてきておいて自分はろくに話もせず態度も悪く、
出されたお茶菓子を貪り食う、突然姿を消したかと思えばパチへ行っていた…など。

それでも自分のイトコの旦那(俺の祖父ね)のことは怖いらしく、
祖父の前ではおかしな言動も半分くらいになった。

さらにAが中学生になると、トイレに行くふりをして
Aの部屋に入ろうとすることが何度かあった(毎回家族の誰かが気が付いて阻止、厳重注意)。

そんなことがあったもんだからAはマザコン息子のことが大嫌いだった。
ちなみにBは、Aが「わたしの影響で嫌いになったりしたら良くない」と言って
気をつけていたようだが、幼いながらにマザコンの異常性を察知して
見事にアンチマザコンだった。笑

Aが高校2年の夏休み、祭りがあるので俺一家がAB家に招かれた。
都合がついた俺と俺の父でAB家に行くと、申し訳なさそうな顔の叔母が出迎えてくれて、
「あの人たちが来ることになっちゃって、ちょっとバタバタしてるけど…」
ということだったので、もてなしを手伝うということでお邪魔した。

まもなくして到着した非常識親子。

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