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人の感動を呼ぶマンガはこうして生まれた

b657
るマンガ家志望の若者の話です。

彼が17歳のときのことです。

短編マンガが準入選に選ばれ、担当編集者がついてくれることになり、
気をよくした彼は九州から東京に上京してきます。

当時はすぐトップになれるぐらいの気持だったそうです。

しかし、現実は甘くなかった。

作品のネーム(あらすじ)を提出しても、全然通らない。

連載には至りませんでした。

描いても描いてもボツになる……。

「さすがに自分の力の無さに気づいて…。
 そうすると壁がどんどん高く見えてくるわけです。

 1週間で19ページも面白いマンガを描き続けるなんていうのは、
 人間にできる技じゃない。
 マンガ家になるべく生まれた人にしか
 できないことなんだと思うようになって、ショックでしたよ」

描いても描いてもボツになる。

描いても描いてもボツになる。

描いても描いてもボツになる……。

彼は、ついには倒れて、
1週間ほど体が動かなくなったそうです。

もうマンガ家になることを諦めようとしました。

サラリーマンに今からなれるかなとも考えました……。

でも、そのとき、当時の担当編集者が言葉をかけてくれました。

その言葉が、彼の人生の
まさかのターニングポイントになろうとは…>>>

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当編集者は、こんな言葉をかけてくれたのでした。

こんなに頑張って報われなかったヤツを、
 俺は今まで見たことがない

必ず報われる日が来る、と……。

ケンカばかりしていたその編集者が、
ふと言ってくれた言葉に、

彼は泣いた。

とことん泣いた……。

「また頑張れるぞ」

気力が湧いてきた。

「泣く」という文字は、
「涙」のさんずいに「立」ち上がると書きます。

泣いた後に立ち上がり、彼が描きあげた作品が……、

そうあの国民的マンガ、

「ONE PIECE」(ワンピース)なんです。

彼の名前は、尾田栄一郎さんです。

人生というシナリオには、一定の法則があるかのようです。

トコトンまで頑張って、それでも結果は出ず、
「もうダメだ」と力尽きるその瞬間に、
あなたの人生を一変するシーン(名場面)と
出会うようになっているのではないでしょうか。

まさに「ONE PIECE」の世界観そのものです。

人は、力尽きるところまで頑張ったとき、
尽きることのない無限の力が湧き上がります。

出典:あるマンガ家志望の若者の話
http://showadouga.biz/feeds/21335

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