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先輩から頼まれた『男の義務』[エロ話]

3年ほど前のことだが、出張のおり、以前から尊敬している大先輩のお宅にお邪魔した時のことである。

大先輩とは、私が新卒で入社したときの上司である。
彼はその後会社を辞め、親の貴金属店を引き継いで経営している。
そのとき、彼は先妻と離婚して数年が過ぎていた。

先妻はカルトと言われている『子連れで参加する某宗教団体』に心酔している女性で、教義が影響してか隠し事が多くなり、信用が大切な大手貴金属会社の『特約店』の経営に何か深刻な影響が生じたのだと聞いていた。

そんな彼が再婚したと聞き、一度奥さんを拝見したいと思っていた。

再婚した新妻は彼の宝石店に入社してきた現在20歳の女性。
彼女は母子家庭の娘で、病弱の母親も一緒に住むことになったのだが、手厚い入院加療にも関わらず癌で亡くなったという。
母親を亡くした今は天涯孤独の身の上という。
高校時代は成績優秀であったが、経済的理由で進学せず、高卒で採用に応募してきたそうだ。
非常に真面目な性格で、今は会社の経理一切を担当しているという。

入社の面接のとき礼儀作法や言葉遣いから「はっと運命的なものを感じた」と彼が言うだけあって、誠実で落ち着いた石野真子似の素敵な奥様であった。
彼とは15歳の歳の差があるが、それほど差を感じさせない落ち着いた振る舞いで彼に接していた。

一週間ほど前に訪問する旨を連絡してあったので、私(仮名:K)に関する情報は得ていたのだろう。

「Kさんのことは主人からよく伺っています。すごく真面目な人なんですってね」

「いえ、そんなことありません」

・・・などと、初めての出会いとはやや異なるような会話となった。

出張の仕事も終わり、明日から連休だったので泊まることになり、ゆったりとした気分でお酒を戴いた。
奥様も同席して色々な話題に付き合ってくれた。

奥様は自身の身の上話に触れるときも臆することなく話し、ビールで少し酔ったのか・・・。

「私、旦那に捨てられたら帰るところはありません。私を大切にしてくれる旦那様が大好きだから、旦那好みの女性になる努力をしています」

こんな素直な性格に惚れ込んだのだろう。
彼は目を細めて聞いている。

奥様がお風呂に行った後も旦那様との会話は続く。

私は、妻が妊娠中毒症に苦しみ流産してしまったこと、妻が妊娠を怖がってセックスを避けるようになったこと、妻の身体を考えて子作りを諦めたこと、パイプカットをしてやっと正常なセックス関係になったこと、妻以外とセックスしたことはないが手術のついでに性感染症の検査をしたが白だった、などを聞かれるままにお話しした。

彼は頷きながら聞いていたが、おもむろに自身の夫婦との現状を話し始めた。

セックスを除いては新しい奥様とは大変に上手くいっているが、離婚時の裁判や、先妻が連れて行った子供の教育の意見の相違などで心理的影響からか勃起不全になったこと、再婚時には完全復活していたのだがここ半年ほど不全が再発したこと、心臓が強くないのでバイアグラなどは控えざるを得ないこと、ほとんど愛撫だけできちんとしたセックスはしてやれなく悲しいこと、などを話してくれた。

お酒の勢いと、私が堅物であること、口が堅いことから話してくれたのだろう。

そして、おもむろな面持ちで「驚かないで聞いてくれ、先輩としてのお願いだ」と前置きして・・・。

「K君、結婚したら性を満たしてやるのも男の義務だ、と言ってたよな」

独身の頃、先輩と飲みに行った時に、確かにそんなこと言った覚えはあるが・・・。

「今夜、妻を抱いてやってくれないか?ここ3、4日間、妻を説得したんだぞ。やっと妻が承諾したんだ。妻を満たしてやりたいんだ」

予想外のお話だったので迷った結果、しどろもどろに・・・。

「私も妻が妊娠中毒症を繰り返したとき勃起不全になったことがあります」

・・・。

「そんなことしていいんですか?」
「あんな素敵な奥様が半年も放っておかれるなんて何と勿体無い」
「私が奥様に指一本触れるだけでもあり得ないと思っていました」
「奥様を抱けるなんて夢のまた夢と思っていました」

・・・。

彼が風呂に誘ったので、私も風呂に向かった。
普通の家庭の風呂の3倍はある広い大理石の風呂で、ゆったりと向かい合って入浴していた。
色々思索をめぐらしながら。

私より早めに風呂を終え、「頼んだよ」と一言だけ残して出て行った。

彼は具体的に奥様にお話したのだろう。
私が居間に帰ると奥様は下を向いたまま奥の部屋に姿を消した。

10分間ほどお酒を飲んでいる時、「そろそろ心の準備も出来た頃だろう」と寝室に連れて行かれた。

大きなベッドが二つ並んで、フットライトだけの薄暗い部屋のベッドの上に奥様が正座していて「よろしくお願いします」と頭を下げた。

「こちらこそよろしくお願いします」

彼はそれを見届けて部屋を後にした。

ガウンを着たまま、先ず奥様を抱きしめた。
薄明かりに浮かぶ、潤んだ目の奥さん。
自然に顔を近づけてキスをする。

ぐっと強く全身を抱き締めて、舌を絡めてのディープキス。

「ハアーン」という可愛い声。

もう無我夢中、ガウンを脱ぎ捨て、奥様の浴衣も取り去り、仰向けに寝かせ、ディープキス。

そして、少しライトを明るくして全身を眺めた。
可愛い顔と透き通る真珠のように輝く白い肌に、ややしばらく見惚れる。
奥様は終始無言。

やがて、徐々に下の方向に移動しながら乳房の先端に舌を這わせると「アアアア・・・」と呻いている。

両手で乳房をよく愛撫したあと、奥様の脚を開き、恥部を眺める。
恥毛は薄っすらとして、ピンクの恥部。
あまり使い込まれていないようだ。

恥部や周囲を指で触れるとピクンと反応する。
愛液もたっぷりと、膣の中も潤っている。

クンニを開始した。
舌先で周辺を触れてから膣の中も浅く、深く丁寧に愛撫した。

私の怒張はすでにはち切れんばかりに膨張している。

硬い怒張での体験は暫くぶりのことだろうと思って・・・。

「奥様、痛かったら言ってください」

「はい、優しくお願いします」

両脚を持ち上げて、怒張で膣の周辺を撫で回してから「奥様行きます」と、ゆっくりとゆっくりと時間をかけて挿入していった。
奥様は興奮しながら・・・。

「ウウーン、アアッ・・・」

とうとう旦那様以外の物を受け入れてしまった。

最初は大きく10回ほど奥までのピストンを続け、3度、小さく強く動かす運動を繰り返していたが、奥様の呻きも次第に大きくなり、かなりのエクスタシーを感じている様子。

両手で乳房や腰の上を愛撫しながら少しずつピッチを上げていくと、身体を捻るように、首を左右に振りながら・・・。

「すごく気持ちよくなってきました。逝きそうです、ウウウッ・・・」

激しいピストン運動を開始、私もこみ上げる様な感覚。
およそ7、8分の激しいピストン。
思いっきり腰を打ちつけた。

「奥さん、出そうです、中に出します」

「中にください、アアアッ・・・」

大好きな奥様、可愛い顔、思わず呻いている唇にディープキスをしていると背中を絞るような快感が襲ってきた。
遂に射精が始まった。

ドクッ、ドクッ、と何度も射精は続く。

ぐったりとした奥様は少し顔を傾けて、静かに目を瞑って余韻を味わっている様子。

5、6分抱き締めていたが静かに離れる。
濡れタオルが準備されていたので恥部と周辺を優しく拭き清めた。

ふと気づくと、旦那様がベッドの横の椅子に座っているではないか。
奥さんの大きな呻き声を聞いて様子を見に来たという。

そして優しく奥様の側に寄って・・・。

「よかったね、久しぶりだね、満足したか」

奥さんは小さい声で・・・。

「お父さん、ごめんなさい」

旦那様はそんな奥様をシャワーに連れて行った。

帰ってきた後、彼は言った。

「半年間の乾きがすっかり癒されたと言っている、有難う。もしよければ今夜はずうっと付き合ってやってくれないかな」と言って、去って行った。

その夜は一時間後に一度、朝方に一度、素晴らしいセックスを体験した。

少し遅くなったが、朝起きると彼は居なかった。
予定されていた出張に出発したという。

「連休中は泊まっていくように」との言付けを残して。

昼は奥さんと近郊へのドライブや散策を楽しんだが、夜は甘い素敵な奥様との時間を満喫することができた。

おいとまする時・・・。

「今回のことは、どなたにも、奥さんにも秘密にして下さい、お願いします。今度の出張の折も、是非お寄りください」

「すばらしい奥様に出会うことができました。有難うございました。秘密は厳守します」

そう言ってお宅を後にした。

現在も出張の時は泊まることにしている。


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