魚をくすねた料理人を罰さず
江戸幕府創業の功臣、酒井忠世(さかいただよ)が
江戸城から外へ出ようとしたときのことです。
出くわした料理番の役人が平伏すると、
何と袖から魚の切り身が飛び出しました。
それは、彼が持って帰ろうと盗んだものでした。
しかし忠世は気が付かなかったふりをして、
その場を通り過ぎます。
忠世の家来が、後で調べて処罰しますと伝えると、
忠世はそれを制止しました。
「あの料理人が悪いのではなく、私の責任だ。
彼の給料では、ああするより無かったのであろう」
しかし、役職を利用して公のものを盗むなど許し難いのでは、
と家来は納得できません。
その様子を見て、忠世は言葉を続けます>>>
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「役得が無ければ料理人が食っていけない。
そんな政治を行っているのは私たちではないか。
うーん、そうだ。まずは彼らに羽織を支給してやろう」
羽織を支給する理由がさっぱり分からず、
家来は困惑してしまいます。
「羽織を支給すれば、役得の魚の切り身も上手に隠せる。
そうすれば、恥をかかなくてもすむだろう。
その間に私たちは政治をよくするのだ」
こののち、彼の尽力により政治は改まり、
魚をくすねる必要のない給料が行き渡るようになったそうです。
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