【道を渡りたかったナマケモノ】

何やら得たいの知れぬ野生の動物。

そのゆるい動きからすると、
なんとナマケモノさんでありました。

車の走行する道路を渡りたい様子ですが、
その調子だと日が暮れてしまう。

日が暮れる前に、クルマにひかれてしまう。

見るに見かねたバイクのお兄さんが、
親切にそのナマケモノを抱え込んで、
渡し舟になってくれました。

でもお兄さんは、ナマケモノのツメが
鋭いのを知ってるから、ビックリさせぬよう、
ごく慎重に取り扱ったのでした。

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