*

【衝撃体験】同級生の女と付き合い出して、やんちゃを止め真面目になっていった俺。幸せな日々が続くと思ってたのに、悲劇は突然やってきた

その日も俺はいつも一緒にいる友達と遊んでいた。

そんな俺のもとに電話がかかってきた。

誰だろうかと確認すると、非通知の電話。

気にせず電話に出た俺の耳に聞こえてきたのは、彼女を拐ったって言う嘘か本当か信じられない話だった。

それでも守らなきゃって頭になった俺は、言われた通り一人で指定された場所まで走った。

そこはいつの日か、俺が危ない奴等に喧嘩を売ってぶっ倒した廃ビルだった。

その場所についたとき目に写ったのは、裸の静香。

俺は目の前が真っ白になって静香に、駆け寄ろうとした。

そんな俺を押さえる数人の男。

「ちゃんと見てろよ、お前の女が犯されるとこ。」

そう言って、ニタニタと笑う男の下で俺は必死に叫んだ

「やめろ!やめてくれ!頼むから!!そいつは関係ねーだろ!!」

そんな甘い言葉は通用せずに

「嫌だ!やめて!離して!助けて…お願い…助けて…たすけ…」

彼女の泣き叫ぶ声は、男たちの興奮材料に最適だった。

結局、最後まで抜け出せず、ただ見ていることしかできなかった俺。

ふいに立ち上がった彼女は、窓際へと歩いていった。

「おい…どうしたんだよ…」

そうやって、ゆっくりと立ち上がり近づこうとする俺を彼女は全力で拒否した。

そして、彼女は泣きながら言った。



「あんたと出会って幸せだった。

でもそんなの勘違いだったみたい。

あんたは最悪の奴よ。

なにが運命よ、なにが愛してるよ。

ふざけないで。

私はあんたを許さないから。

あんたのせいよ。」

それだけ言うと、彼女は目の前から消えた。

どれくらいそうしていたのか分からない。

覚えてるのは、友達数人が来て・・・

警察がいっぱい来たことくらい。

そして…

彼女と会えないこと。

そんな俺が幸せになるなんてあり得なくて、でも許嫁との約束を破れなくて。

本当は、18歳のときに結婚しなきゃいけないのを、無理言って二十歳にしてもらった。

嫁は、いい女だった。

この話を打ち明けたとき、ただ黙って泣いてくれた。

幸せになろうとも、なにも言わずにただ黙って。

それが俺にとっては救いだった。

だから、俺は決めた。

嫁と来年の4月1日に離婚してやろうと。

嫁には結婚したい相手がいたらしい。

それでも心を殺してこっちに来てくれた。

そんな、嫁は幸せそうに笑ってくれる。

だから、その人に返そうと思う。

いい女だから幸せになってほしい。

嫁は、いい奴過ぎた。

静香、俺にはやっぱお前が必要だよ。

未練たらしいな。

でも、俺の中じゃお前が一番いい女なんだ。

いつまでも愛してるんだ。

ごめんな、静香。

嫁は嫁らしく、俺を忘れてくれればいいと思う。

そんで幸せに暮らしてくれたら嬉しいわ。

こんなこと、本人いたら言えないから秘密。

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