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【逆レイプ】真面目に地方の男子校で部活に出てて、県高総体目前、入院生活が始まった。「移植」だの「透析」だの「死ぬ」だの、そんな日々である夜中の1時過ぎ、眠れなくてテレビを見ていたら、いつも心配してくれる看護師さんがやって来て……

gsj10

歳:17歳、高校生。

顔:女顔ってよく言われるがフツメンと思う。

身長:160cm後半。

真面目に地方の男子校に通って普通に部活に出てて、県高総体目前の出来事。

突然の入院を医者から言い渡されて、目の前と頭の中が一気に真っ白になったことを覚えてる。

その日から入院生活が始まって、右腕にはいつも点滴の針が入ってる状態で、

毎日5~6本は点滴打って、窓際のベッドで寝たきりだった。

窓を覗くと同じ位の歳の奴らが朝は登校、帰りは下校で、そのときの自分とのギャップが辛かった。

あぁ、部活、県大会出たかったなぁ・・・。

高校も皆勤賞狙ってたのになぁ・・・。

そんな残念な感情しか生まれてこなかった。

おまけに検査の結果が出たときに医者から、「移植」だの「透析」だの「死ぬ」だの、

今まで考えたことがないような、現実からぶっ飛んだ話が出てきたときは、俺の青春なんぞ?とか思ってた気がする。

その病院って、案外若い人が多かったと思うんだけど、綺麗な人とかカワイイ人とかそこまで気が回らなくて、ボーっとしてたんだ。

なにせ、童貞だったしさw

経験済みなら、看護婦wwwwうはwwwwだったと思うんだがねw

あ、さっきも書いたけど、右手に針入ったままで、ずっと動いちゃダメだったんだよ。

トイレくらいかな、動けたのは。

それ以外はベッド。

夜になると、宿直の看護婦が見回りに来て、夜遅くまでTV観てる俺に注意したり、

声掛けたりして戻ってって・・・そんな感じだった。

よくあるような、「若いのに溜まらないの?」とかいうエッチな話はなくて、

「若いのにこんな病気大変ね」とか、そんな心配ばっかだった。

でも、宿直でもないのによく心配して病室に来る看護婦がいた。

名前は確か『宮内』。

スラッとしてて、歩くとき背筋伸びてて、仕事できそうな感じ。

菅野美穂みたいな綺麗な顔だった。

胸のポケットに鈴か何かが入ってて、近くに来ると分かるんだよね。

チリンチリンって。

で、宮内さんはよく病室に来て心配してくれたり、見舞いに来る友達とも仲良くしてくれたりして、一番話しやすかった。

んで、入院してから少しした頃、再検査の結果が出て回復が思わしくなく、入院が延ばされたんだ。

下手したら大きい病院で検査して、ダメなら移植とか言われた。

あぁ終わった、と思った。

どうでもよくなって、その日は不貞腐れて飯食べないでずっとTVつけてた。

隣の患者の、足が無くて目が見えないおじいちゃんも迷惑だったと思う(この人、夜唸るから恐かったw)。

夜中の1時過ぎ。

さすがにうるさかったのか、シャッてカーテンが開けられた。

「うるさいわよ!おじいちゃん迷惑でしょ!!」

静かに怒る宮内さんだった。

宿直のようだ。

シカトしてるとスイッチ切られて、「はぁ・・・」と呆れられた感じだった。

だって、何か言うと、情けないことに自分が泣きそうだったんだもんw

そんな俺に宮内さんは、「あっちに大きいTVあるから、眠くなるまで観てていいよ。どうせ眠れないんでしょ?」と言ったんだ。

(え?いいの?大丈夫なの?)

トイレ以外は動いちゃダメなのにだ。

きっと検査結果で落ち込んでる俺に気を遣ってくれてるんだなって思った。

少しでも歩きたかった自分は、点滴の掛けてある鉄製のアレをカラカラ引いて、宮内さんと一緒に暗い廊下に出た。

先導する宮内さん、暗い廊下で鈴が鳴るのがちょっと恐かった。

そのTVがある部屋に向かってるが、なかなか着かない。

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