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【修羅場】激務が続き家に帰っても夫婦の会話がほとんど無かった俺が嫁に「いつも感謝している、愛してる」という旨の手紙を渡したら嫁が家から出て行った。

ajj100

まずスペック
俺 25歳 会社員
嫁 26歳 主婦
結婚4年で小梨

まず前提として、俺は嫁にほとんど愛の言葉なんぞ送らん。
恥ずかしがり屋なんだよ。
それで、結婚した当初は毎日家で談笑していた。まあ当然だけど。
でも、3年くらい前に会社の企画が色々相重なって、殺人的スケジュールになっていたことがある。
その時は家に帰ると、飯を食う、風呂入る、寝るという動作しかしてなくて、それを30分くらいで済ましてたからほとんど会話出来てなかった。
正確には、疲れすぎて会話すら出来なかった。
嫁もかなりストレスが溜まってたみたい。
それが終わってからも、なんか夫婦の会話がかなり減ったんだ。
俺的には倦怠期って奴かな?みたいに捉えてたけど、嫁はそうじゃなかった。ぶっちゃけ、内部崩壊寸前だったみたい。
これが前置き。

今から半年らい前、会社内既婚者の中で、配偶者に愛してると言ってみるってのが流行った。(発端はチャネラーの男)
それで仲がいい上司と話してた時も、当然その話題になった。
なんでも上司は、言葉で言うのが恥ずかしいから、手紙を家の机にそっと置いて行ったらしい。
それでも効果てきめんだったとか。
おお!それなら俺も出来る!!と思い立った俺は、休憩時間に手紙を書いてみた。

嫁へ。
いつも仕事の時に、家のことを全力でやっていてくれて助かってます。
家事全般が全く出来ない俺は、嫁に怒られてますね。
でも、口では言えないけど、心の中ではいつも感謝しています。
感謝してもしきれないほど、尊敬をしています。
今度仕事の休みをもらえます。
その時に、前に見たいと言っていた映画を二人で見て、おいしいご飯を食べようか。
僅かばかりだけど、頑張り屋さんの嫁への感謝の気持ちです。
苦労ばかりかけているけど、俺には嫁が必要だし、今の俺があるのは全て嫁のおかげです。
いつもありがとう嫁。心から愛してるよ。

内容はこんな感じ。作りながら一人悶えてた。
これを封筒に入れて、映画のチケットを事前購入し同封。
準備が整い、さっそくその日は仕事を早めに切り上げて嫁に電話した。
俺「早く終わったから帰るね~。あ、ちょっと話があるから~(*´ω`*)」
嫁「・・・そう、ちょうど私も話があるの」
俺「あ、そうなんだ。とにかく帰るね~(*´ω`*)」
こんな感じで切断。
心なしか、嫁の声が暗かったのを覚えている。
しかし当時の俺は「嫁、きっと喜ぶぞ~」と地面から10㎝ほど浮くくらい浮かれながら帰宅した。

家に帰ると、いつも居間にいる嫁が、なぜか台所のテーブルに座ってた。
しかし俺はウキウキしながら嫁に声をかける。
俺「ただいま~(*´ω`*)」
嫁「・・・お帰りなさい」
俺(んん?ちょっと暗いぞ?)
そうは思っても、俺はしっかりと計画を実行した。

俺は自分でも分かるくらい気持ち悪いくらい笑いながら嫁に封筒を差し出す。
嫁は怪訝な目で封筒を手に取った。それでも「“後で”読んでみる」って言いながら机に置く。
そこで俺、渡したら自分で書いた手紙を思い出し、無性に恥ずかしくなってきた。
だから逃げるように嫁に軽く言葉を告げ、近くのコンビニまでタバコを買いに行った。
買う時も、なんか一人で色々妄想しながら浮かれまくり。
それで家に帰った。
そしたら、嫁はどっかに出掛けてた。

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