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オバマさんの夫人、ミシェルさんの誇らしい日々

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国のバラク・オバマ前大統領は、
10日夜(日本時間11日午前)シカゴで行った
公式には最後の演説で、支持者たちに対して語りかけました。

「あなたたちがChange(変化)そのものだった」

そして、1月20日に次期大統領に就任するドナルド・トランプ氏への
平和的な政権移行を訴えました。

1時間近くの演説は2期8年間の任期を振り返り、
キューバとの国交回復やイラン核合意での歴史的な成果を訴えました。

演説の終わり近くに差し掛かり、唇を少し噛むと、
オバマさんはミシェル大統領夫人について語り始めました。

「この25年間、あなたは私の妻であり、子どもの母であり、
 そして親友でいてくれました。
 望んでいなかった役割を担い、勇気、上品さと
 上手なユーモアで優雅に自分のものにしました。
 ホワイトハウスをみんなの場所にしてくれました」

ハンカチで涙を拭き取るオバマさん。

そんな彼をミシェル夫人は暖かく見つめていました。

ファーストレディであったミシェル夫人、
どんな人なのでしょうか。
そして、オバマさんとの若い頃の出会いは?>>>

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国・シカゴのスラム街でミシェルさんは生まれました。
曾祖父は奴隷だったという労働階級の家で育ったそうです。

彼女の家系をたどっていくと、
ノースカロライナ州、ケンタッキー州といった
南部の諸州の奴隷にたどり着きます。

南部の黒人は20世紀初頭に新たな職を求めて
北部の大都市に移住しましたが、
ミシェル夫人の先祖も、そんな移住者のひとりだったのです。

そのような決して裕福でない、むしろ貧しい環境の中で
ミシェルさんは、プリンストン大学、
ハーバード大学ロースクールで学びました。

大変な努力家で頭脳も明晰だったのですね。

プリンストン大学で社会学を修めてから
ストレートでハーバード大学ロースクールに入学し、
そして弁護士資格を取得しました。

そして、シカゴの弁護士事務所時代に、
夏期研修のロースクールの学生の面倒を見ました。

そのうちのひとり、それがオバマさんだったのです。

仕事を通じて知り合った二人。

オバマさんからの熱烈なアプローチが始まりました。

当時は、穴のあいた車で迎えに来て、
アイスクリーム屋さんでデートをしたそうです。

その頃の貧しくも純情なふたりを見て、
誰が将来の大統領夫婦を想像できたでしょうか。

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ミシェル夫人がファーストレディとして
最後に語った話のエッセンスがこれです。

「もし、あなたやあなたの両親が移民なら、
 あなたは誇り高きアメリカの
 伝統の一部であることを覚えていてほしい。
 この国は新たな文化や才能が入ったことで
 最も偉大な国になりました」

そしてこうも呼びかけました。

「勤勉さとすばらしい教育によってどんなことも成せる、
 大統領にもなれる、それがアメリカンドリームなのです」

最後の結びの言葉では、
「このわたしがファーストレディになれたこと、
 それは人生最大の栄誉です」と語り、
オバマ氏への感謝と信頼の気持を伝えました。

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