【武勇伝】私はじいちゃんの店を継いで、昔の時計とかを修理する店で働いている。ある日、20代の男性のお客さんが、亡くなった祖父の倉庫から出て来た時計や蓄音機を直して欲しいと持ってきた。するとその彼女さんが私を見て「きたないカッコ」と……→結果w
聞こえてますよ・・・
かなりイラッとしたけど、お客さんだし、まあ歳も同じくらいの女が化粧気もなく
油まみれの手と(夏場だったので)
汗も沢山かいてたからそりゃそう言われるわな・・・と凹んだ。
まあまず美人さんにこんな姿を見られて、尚且つ
面と向かって言われてしまったから何だか一気に恥ずかしくなって、凹んだ。
でもその後に、受取人の彼氏さんが
「祖父の形見をきれいに直して下さって有難うございました。
でも、こうやって汗をかいて土や油で真っ黒になりながら、
他人のものを宝に直してくれる素晴らしい職人さんに、
とても失礼なことを聞かせてしまいました。本当にごめんなさい。本当に。」
って言い始めて、びっくりした。
私よりも彼女さんが凄くびっくりしていた。
と思ったら次には顔を赤黒くさせていた。
ちょっぴりスーッとしたけど、
なんだか自分が物凄く悪いことをしてしまったようで気まずかったので、
「あっありがとうござます!でもすみません!品、こちらです!!」
って変な事しかいえなかった。
ササッと品を受け取ってもらい御代をもらって、
その2人はその日普通に帰っていったんだ。
で、1ヵ月後に彼氏さんだけまた店に来た。
あの時は連れが失礼なことを、とわざわざ謝罪に来て下さった。
私自身も客商売なのに身なりに気をつかわな過ぎて、
引かれてしまうのも無理ないとこたえたら、
あの時よりも前から彼女は人を馬鹿にしたり
見下すような発言や言動が多くて悲しかった、
何よりも働いたことがないのに
そんな事を言える立場じゃないだろうと常々言っていたのに
「私はいいんだ、特別なんだ」と聞く耳も持たなかった。
そんな女性だと気づかずに付き合ってしまった自分が一番情けない。
そして、「だから、あの後別れました。」と何故か私に事の沈末を話してくれた。
喪だから「・・・あぁ・・・それは・・・大変でしたね・・・」しか言えなかった。
その後はなんかすっきりしたのか修理品の話をし始めて、
立ち話も何だったのでお茶を出して、
カウンター前の小さい椅子に座ってもらって、
ずーっと「あの時計相当昔のものなのにまたちゃんと時を刻んで、
カチカチ鳴って、ボーンって音鳴って・・・昔の人すげえっすよね!!
直しちゃう人もすごい!」とかハツラツとしゃべっていた。
今までもお客さんに「ありがとう」、「うれしいよ」って
言ってもらえるそのたびに、仕事に誇りを持てた。
その人にとっての大事なものを
また大切に使ってもらえるように私はまたがんばるぞって。
でも同年代に褒められるなんて無かったから、なんか単純に嬉しくて、
じいちゃんも修理部屋から呼んできて、
11時に来るお客さんがいらっしゃるまで骨董とか古物の話を3人でしてたんだ。
その時はすごくすごく嬉しかったのを覚えている。
そんでその後も、その男性は店に「修理品を持ってこない」客として
ちょくちょく通ってくれて話したりして、
今ではじいちゃんの技術を継ぎたいといって店で修行中です。
●コメント
( ;∀;)イイハナシダナー
●コメント
なんだかこんなほんわかしたドラマやアニメが出来そうだw
●コメント
ほのぼのしてていい話だね、彼氏さん結構もてそう
●コメント
いい話だね
その手の職人さんは希少だから頑張って続けてね
自分も職人系の仕事をしてるが、経験積めば自然と汚れなくなってくるよw
■私
レスついてた…!
ちょっとスレ違いな話なのに、レスくれてありがとう
男性は同年代とは思えない程落ち着いていて
背高くてとてもしっかりした素敵な人だよ
兄弟が出来た感じで気兼ねなく色々話したりできて面白い
城田優さんをもっとフニャっとさせた感じで、
美人さんが元カノだったしモテるだろうと思うw
ありがとう!
まだまだ半人前で毎日真っ黒けだけど、しっかり受け継げるよう頑張る!!
●コメント
職人さん、応援してます
引用元: ・職場の恋Part159
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/pure/1372089664/
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