【泣ける話】疎遠になっていた幼馴染と偶然出会った。聞けば、旦那が浮気して堂々と家に女を連れ込んでいて、家出をしたのはいいものの、外聞が悪いと実家も追い出されたらしい。とりあえず俺の家に連れ帰って翌日病院に連れて行ったんだけど・・・。 嫁と俺とは幼馴染だったんだが、

とりあえず入院の保証人と手術の同意書がいるけど、
保証人はともかく同意書は俺じゃダメだと言われたから
嫁の実家に走ったんだが、
嫁の親は大概毒親で何か訳わからんこと言ってきたから、
「じゃあいいです」って百均で三文判買って
こっそり代わりにサインした。
次に保険が使えないことが発覚。
何といつの間にか旦那に扶養を外されてたらしい。
とりあえず役場で国保の手続きをしたが、
赤の他人の俺が代行するから委任状も山ほど必要になるので、
その日だけで病院と役場の間を三往復。
その手続き中に、
嫁は旦那から三ヶ月も前に籍を抜かれてたことまで判明した。
その挙句、
手術で何とかなる段階じゃなくて、嫁は麻酔から覚めた後、
身内が誰も来ないから一人ぼっちで医者から余命宣告受けてた。
嫁、俺に
「迷惑かけてごめんなさい」って泣きながら謝って、
「あと半年辛抱したら大丈夫みたいだから、
ここから先はもう大丈夫」って言い出した。
変な話、
もし彼女が亡くなったらってことが脳裏を過ぎった。
葬式どうするのとか、
色々手続き山積みだろとか考えて、
それからまだ死ぬって決まったわけじゃないって慌てたんだけど、
そしたら治療費とか色々どうするんだよとか考えちゃって、
これもうどう見ても無理だろって思った。
んで、
保険等々の手続き代行のとき、
役場で散々
「配偶者ではないんですか?」とか
「事実婚の有無は?」とか訊かれてたんで、
変なところに短絡して、実に最低なことに
「あ、それじゃあ色々大変だし、
いっそ結婚しておかない?」みたいなことを口走った。
嫁、さすがに物凄いびっくりして
「そこまでは迷惑かけられない」って言ったんだけど、
最後は「ありがとう」って頷いてくれて、
前の旦那が籍抜いた日からきっかり半年で入籍した。
でも、
嫁の病気は傍から見てるだけで辛かった。
ものすごく怠そうだし、
口内炎だらけで何も食べられなくなるし、
外から見てわかるくらい腹に水も溜まってくるし、
だんだん息もできなくなって呼吸器が手放せなくなってくるし。
一瞬だけ抗がん剤も使ったけど、
副反応強すぎて続けられなくて、すぐに緩和ケアに切り替わった。
眠ったときは悪夢にうなされて、
起きてるときも幻覚に怯えて、
譫妄でだんだん子どもみたいな言動になってきたときは
ちょっとかわいいなと思った反面、
人間って
こんな風に壊れてくるんだなとも思ったりした。
看護師さんには
「旦那さんがいるときは機嫌がいいね」と言われてたし、
確かに俺がいないときに怯えて取り乱して
鎮静剤で眠らされたこともあったらしいから、
介護休暇もらってできる限り傍にいるようにしたけど、
病状が本当に刻一刻と悪くなるのを見続けるのはきつかった。
安らかな最期とは決して言えなかった。
嫁と仲のよかった看護師さんが
「よく頑張ったね」と言ってくれたんで、
人には
「頑張り屋の嫁らしい最期だった」って言うようにしてるけど。
その次の修羅場は、
四十九日が過ぎたくらいの頃にいきなり振ってわいてきた。
嫁親と元旦那も一応連絡はしたけど
通夜にも葬式にも来なかったんで、まあいいやと思ってたら、
ある日ポストに不在票が入ってて、
何事かと思ったら裁判所からの特別送達だった。
要は訴状なんだけど、原告は嫁の元旦那で、
不倫の慰謝料300万円+弁護士費用を支払えって内容だった。
無料法律相談に行って聞いてみたら、
いきなり訴訟ってのは普通はない、
相手にはよほど確信があるんだろうとか言われた。
実際、
裁判が始まったら再婚禁止期間完了後
すぐに俺と入籍したことや、
禁止期間中に事実婚状態だったってことを指摘された。
あと、
離婚のときに実家に帰らず俺のところにすぐに来たのも、
既に体の関係があったからだろうって。
相手にするのも馬鹿馬鹿しいけど、
嫁の介護で休暇もらいまくった後に
裁判で仕事に穴開けるのが申し訳なかったから、
こっちも弁護士立てることにした。
一番手っ取り早いのは元旦那の浮気を立件して
相殺に持っていくことだろうってことになって、
申し訳ないけど何か手掛かりはないかって、
嫁の形見の手帳や携帯電話のメールを覗かせてもらった。
そしたら手帳には、元旦那はおろか、
浮気相手のことまできっちり記録してあった。
と言っても浮気の証拠としてじゃなくて、
浮気相手のかかりつけの産科の連絡先とか
食べ物の好き嫌いとか、
秘書みたいに細かくメモしていた。
携帯電話にも元旦那と浮気相手から、
夕食は何食べたいだの
クリーニングできてなかっただのってメールが残ってて、
嫁が元旦那と浮気相手の
家政婦みたいに使われてたってことがすぐにわかった。
あと、手帳の中には
消えかけたエコー写真とメモも入ってた。
嫁が一度赤ちゃんが残念になって、
それで子供が出来なくなったってことは俺も聞いていた。
元旦那がそれを口実に浮気して、
妊娠した浮気相手を家に連れてきたってことも。
だからエコー写真が、
嫁の子どものだってことはすぐわかった。
メモは、生まれられなかった娘への手紙だった。
走り書きみたいな荒れた嫁の字で、
「お父さんから守ってあげられなくてごめんね」
ってことが書いてあった。
嫁、元旦那から
しょっちゅう暴力を振るわれてたらしい。
結局、嫁の手帳と携帯電話が証拠になって、
元旦那の浮気の事実を認定してもらうことができた。
あと俺との浮気の証拠は、
当然だけど具体的な物証が上がらなくて、訴えは棄却された。
弁護士費用はちょっとだけ痛かったけど、
まあこれで嫁の名誉みたいなものがちょっとでも守れたのなら
いいかな、と思うことにした。
本当は元旦那をぶんなぐりたかったけど、
それやったら色々とアウトなので踏みとどまった。
●コメント
元旦那って鬼畜じゃん
絶対に天罰下れよと思うわ
嫁さん、最後にあんたに出会って本当に良かったな
泣けてくるわ
●コメント
あなたは器の大きい人だね
そこまで他人の力になってやれる人って
なかなか居ないと思うよ
嫁さんは、あんたに出会えて幸せだったと思う
■俺。
おかげさまで、俺割と幸せだと思うんよ。
嫁の件で無理を頼んだとき、
精一杯融通効かせてくれた職場や上司にはホント感謝してる。
俺自身、
遺伝病持ってるんで元々結婚する気はなかったけど、
予定外に嫁さんもらえたし。
まあ別居中だけどw
一応あっちで待っててくれるらしいから、
次に会ったときには元旦那の愚痴を死ぬほど聞いてやろうと思う。
嫁の元旦那はそこそこ金持ってるはずなんだが、
言っちゃ悪いが俺風情に300万をたかりにきた辺り、
もしかしたら金に困ってたのかもしれん。
まあ、俺の知っている範囲では裁判の後、
仕事が一気に減ってたんで、ざまぁwというところなんだが。
●コメント
ほんといい人だってかいい話を読ませてもらった。
これから幸せになってください。
●コメント
奥さんは今天国で喜んでると思うよ
お前は幸せになれ
引用元: ・今までにあった修羅場を語れ【その9】


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