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ばあちゃんが遺してくれたすごろくノート

のノートを開いてみると、
そこにはばあちゃんが作ったすごろくが書かれてありました。

モンスターの絵らしき物が書かれていたり、
なぜか「ぬらりひょん」とか妖怪も混じっていたり。

「ばあちゃん、よく作ったな」と僕はちょっと苦笑しました。

最後のあがりのページを見ました。

「あがり」と達筆な字で書かれており、その下に、
「○○くん(僕の名前)に友達がいっぱいできますように」
とありました。

そうか、友だちができたのは、おばあちゃんのおかげだったのだ、
そう思えてしかたありませんでした。

人前で、それに親の前で号泣したのはあれが初めてでした。

ばあちゃん、死に目に会えなくてごめんよ。そしてありがとう。

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