「 親 」 一覧
若い爺さんになりそうだけど、ま、いいか
土曜日、一人娘の結婚式だったんだ。 当時俺25歳、嫁33歳、娘13歳。 まぁ、要するに嫁の連れ子だったんだけど。 娘も大きかったから、多少ギクシャクしながらも数年過ぎた。 子供はあえてつくらなかった
ケンカしてもお母さんは最大の味方なんだ
ちょっとしたことで母とケンカした。 3月に高校を卒業し、晴れて4月から専門学生となる私は、 一人暮らしになる不安からか、ここ最近ずっとピリピリしていた。 「そんなんで本当に一人暮らしなんて出来るの?
父が見つめていた家族写真を思って…
俺が小さい頃に撮った家族写真が一枚ある。 見た目普通の写真なんだけど…。 実はその時父が難病を宣告されていて、 それほどもたないだろうと言われていた。 入院前に今生最後の写真はせめて家族と・・・ と
よくおまけをくれた駄菓子屋のおばあちゃん
駅に降り立つと、不思議な感覚がやってきた。 ロータリーが綺麗に整備されている。 古びた立ち食い蕎麦屋はコンビニに変わっていた。 僕が幼い頃をすごした町。 師走の風が、僕のすぐ横をかすめていった。 こ
【南岳山光明寺、住職による法話より】 ~原子雲の下に生きて~
「原子雲の下に生きて」と題する本があります。 この本は、被爆後4年目に書かれた長崎の子供達の作文集です。 昭和24年に永井隆博士によって刊行されたものです。 この作文集の中に萩野美智子さんという 当
【やっぱり親子】3つの偶然に驚き
12歳の少女の作文で、ある選考に入選した作品です。 学校の図書室で素敵な本を見つけました。 めったに読まない詩集です。 有名な詩人たちの詩がたくさんのっている詩集です。 ぱらぱらめくると、とても魅力
韓国孤児のオモニになった日本人女性
母親のことを韓国語で「オモニ」と言います。 かつて、韓国で多くの人から「オモニ」と慕われ、 日本人として初めて韓国の文化勲章を受章した 一人の女性がいました。 1911年、高知県に生まれた田内千鶴子
まげのないお殿様にお目どおり
朝の掃除がすむと「そうだ父に電話しなくちゃ」 と思い出してダイヤルをした。 「あっ、おじいちゃん、わたしだけど……」 「うん」 「こんないい天気だから、またゲートボールへ行ったんでしょう。 だめよ
ひと味ちがう、おにぎりのかくし味
体調をこわしてしまった。 起き上がろうにも、体に重りがついてしまったようで動かない。 「ご飯どうするんだろう」とか、 「洗濯物たまってるな」とか頭に浮かんで気は急くのだが、 いかんせん体が言うことを